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ボケないで人生100歳時代を生きるヒント④
2021/7/15
コロナで大きく伸びる人や会社がある一方で、逆に生きていくことさえ難しい状況に陥った方も多くおられます。これからは大きく二極化された時代に突入すると言われています。一人一人の自覚が不可欠です。お互いが支えあう世の中にしたいですね。困難を乗り越えた後に、新しい展開になることを信じて頑張りましょう!
そうでした、本題のボケ防止の話を始めましょう!
高齢者が心がける周りへの貢献は、介護されない期間をどれだけ引き延ばすこととだと思いますよ。介護される人、介護する方が1人でも少なくなるように、要介護予備軍の私たちの意識を変えることから始めてみましょう。明るく、楽しく笑顔で元気でいられる。そんな幸せを呼び込みましょう!
このシリーズ最後のQ&Aになります。
答えは、悲観的な生き方こそがボケの要因。もっと前向きに、「ボケても仕方ない」くらいの気持ちで楽観的に生きるのが最善です。ただ、やることをやって努力したうえでの楽観主義です。それではボケないためにやる努力とは何でしょうか?それは生活環境を整えることです。肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかからないよう健康を気遣う。それが最も有効な回避方法なのです。「なんだ、当たり前の健康法じゃない」そう!そのうえで、ポジティブで、楽観的な生き方をすることのようです。そして、認知症予防のキーワードは「楽しい」という感情!脳の老化を防ぐには脳全体の機能を高める気風が必要です。
哲学者のカントは人間の精神活動の基本要素の「知・情・意」(知能・感情・意欲)と唱えています。知能は人間が社会生活を送る上での認知機能の事で、その土台に意欲と感情があるが、意欲が重要で、意欲を持たなければ感情は動かず、知能を駆使する活動に至らない。それでは脳の健康は意欲の強さに左右されるため、最も大事なのが「意欲」だということです。楽しいことはだれしも意欲が湧きますよね。
それではあなたにとって「楽しいこと」は何ですか?それを始めてみませんか?
ボケないで人生100歳時代を生きるヒント③
2021/5/15
早期の第1段階は、主観的認知機能低下。例えば「度忘れが多くなった」「理由もなくイライラする」「同じ質問を繰り返す」「外出が億くうになる」等。これらは周りの人は気づかず、自分だけがなんとなく感じる程度。早期の第2段階は、軽度認知段階。物忘れが主な症状で、周囲も自分も気づいているが、日常生活に大きな支障もなく、認知機能を検査したとしても正常値で認知症とは診断されない状態です。この段階ですと、回復可能なようですよ。但しそのまま放っておくと進行し、治療が難しくなります。それを防ぐためには、脳の老化防止が大切になってきます。
認知症のリスクを高めているのが糖尿病や高血圧等の生活習慣病なので、そのリスクを低くするためには運動、睡眠、食事の改善が大事。また、脳全体の機能を高める工夫が必要です。そこで大切なのが意欲。年齢とともに衰えてくる意欲を持ち続け、脳活性を生活の中で取り込んでいきましょう。そのキーワードは楽しい気持ちとコミュニケーション!。楽しくなければ続かないし、人との関わりがなくなると脳機能は衰えてきます。さあ!ボケないためのヒントです。
どちらも脳トレには良いけれど、記憶にない漢字は取り出すことができません。一方、クロスワードは記憶にないものでも言葉にしなくてはならないわけで、イメージをひねり出し、それでも分からなければ人に聞いたり、インターネットで調べたりします。この調べるという行為が脳の活性化に役立ちます。インターネット検索で予想外の知識が身につき、調べようという意欲につながります。脳活性には「クロスワード」に軍配!
性格によって、ボケやすくなるとは一概には言えませんが、比較的発症しやすいのは「閉鎖的」「わががま」「頑固」「非社会的」だと言われています。こういった性格の方はストレスを感じやすく、ため込んでしまいがちなのが要因として挙げられます。几帳面な方も思考や行動に柔軟性がなく、融通の利きにくいことで同じ分類でしょう。
逆にボケにくいとされる性格は「素直」「好奇心旺盛」「協調性」「ポジティブ」な性格の方。いい加減は必ずしも良いとはいえませんが「ストレスを抱え込まないこと」はボケ防止の一助となっているようです。
ボケないで人生100歳時代を生きるヒント②
2021/3/10
今回のテーマはボケないのはどっち?
脳に最も有効な栄養素は「ブドウ糖」です。日本人の主食はお米で、そのお米に含まれる炭水化物は体内でブドウ糖に変化します。今、炭水化物の摂取を控える「糖質オフ・ダイエット」が流行っていますが、記憶力や集中力の低下、怒りやすくなるといった症状をもたらすこともあるようです。炭水化物は脳の活動を維持するのに重要な栄養素で、ボケ防止食品なのです。ただ、過剰摂取は糖尿病につながり、肥満になるので量は控えめにしましょう。玄米は健康食品と言われ、栄養は豊富ですが農薬も含まれています。脳は限られた栄養だけを吸収。炭水化物を摂取して1時間ほどでブドウ糖になって脳に達します。脳の栄養素となる「ブドウ糖」に関して白米は安全性も炭水化物の含有率も玄米より高いのです。 答えは「白米」です。
ほうじ茶は香ばしく、やさしい口当たりで日本人の食後に飲まれていますが、カフェイン量も少なく、ボケ防止には期待できないかも。緑茶にもカテキン、ビタミンC、カフェインも豊富です。ただ、コーヒーには認知症の予防効果も立証されてきたのです。そしていくら飲んでも害がないというのが、現在のコーヒーに対する評価です。コーヒーをよく飲む人は、肝臓がんの発症率が低いという結果も出ています。一日にどのくらい飲めばいいのか。目安は5~6杯。えっ!そんなに?1~2杯ならミルク、砂糖入りで良いけど、ブラックでなきゃね!答えは「コーヒー」でした。
ボケないで人生100歳時代を生きるヒント①
2021/1/10
答えは「結婚式」です。結婚式は、新しい場所にでかけて新しい情報を取り込み、脳にインプットする「記銘」と言って情報を思いだ出す作業。年齢による記憶力の低下はボケに深く関係します。高齢者の脳機能で頻度の高いのは「想起」の方なので、意図的に「記銘」を鍛える必要があります。懐かしい昔話より新しい出会いと経験が重要だということです。
人と会う時、相手の殿部分を意識しますか?相手の福という方は少ないのでは?それはファッションに対する意識が低く、自分の服にも無頓着という事。着られればなんでも良いと前日と同じ服を着ていませんか?認知症には「何日も同じ服を着続けてしまう」という症状があります。答えは「流行を追いかける」です。人に接する機会の多い方は服にも気を配り、脳活性にもつながります。
家に帰った時、音のない部屋は何となく寂しく感じて、テレビやラジオをつけてしまう方が多いと思います。耳に入ってくるもの必ずしも自分が得たい情報ではないことが多く、右から左にぬけてしまう結果になっています。だったらスイッチを切り、情報の流入をを遮断することで、一人の環境を作ります。時に何も考えず、ボーっとしていることも大事。この状態を「瞑想」といい、脳がかっせいかしているのだそうです。何も考えないというのは結構難しいです。座禅のようなものなので修行です。瞑想することで得られる効果は集中力と記憶力のアップ。そしてストレスを取り除きます。まずはテレビやラジオを消して環境を整えてから挑戦してみましょう。答えはもちろん「静かな部屋」です。今は情報が溢れています。実際に興味のないことに脳は働かないので、テレビは消して、「静かな部屋」で瞑想する時間を持ちたいと思います。