杏の種から生まれたエイジング・スキンケアシリーズ

紀恵子の日常とつぶやき


ボケないで人生100歳時代を生きるヒント④

2021年7月15日

株式会社アイム 取締役 矢野 紀惠子

 あなたは新型コロナワクチンの接種をされましたか?高齢者から始まり、その後集団接種、若年層へも接種が進んでいます。変異ウイルスも発生している中、オリンピックが開催されようとしています。庶民は、その判断基準が理解されにくい状況に翻弄されています。また、人口の70%の方がワクチンを接種した際にはコロナは収束に向かい、通常の社会生活に戻れるという予測に望みを託して、不安を持ちながらも日々生活しています。10年後、20年後そして100年後、過去となった今をどう後世の人が判断するのでしょうか?

コロナで大きく伸びる人や会社がある一方で、逆に生きていくことさえ難しい状況に陥った方も多くおられます。これからは大きく二極化された時代に突入すると言われています。一人一人の自覚が不可欠です。お互いが支えあう世の中にしたいですね。困難を乗り越えた後に、新しい展開になることを信じて頑張りましょう!

そうでした、本題のボケ防止の話を始めましょう!
高齢者が心がける周りへの貢献は、介護されない期間をどれだけ引き延ばすこととだと思いますよ。介護される人、介護する方が1人でも少なくなるように、要介護予備軍の私たちの意識を変えることから始めてみましょう。明るく、楽しく笑顔で元気でいられる。そんな幸せを呼び込みましょう!

このシリーズ最後のQ&Aになります。

 Q:ボケないのは「絶対にボケたくないと思っている人」と「ボケても仕方ないかなと思っている人」どっち?


答えは、悲観的な生き方こそがボケの要因。もっと前向きに、「ボケても仕方ない」くらいの気持ちで楽観的に生きるのが最善
です。ただ、やることをやって努力したうえでの楽観主義です。それではボケないためにやる努力とは何でしょうか?それは生活環境を整えることです。肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかからないよう健康を気遣う。それが最も有効な回避方法なのです。「なんだ、当たり前の健康法じゃない」そう!そのうえで、ポジティブで、楽観的な生き方をすることのようです。そして、認知症予防のキーワードは「楽しい」という感情!脳の老化を防ぐには脳全体の機能を高める気風が必要です。
哲学者のカントは人間の精神活動の基本要素の「知・情・意」(知能・感情・意欲)と唱えています。知能は人間が社会生活を送る上での認知機能の事で、その土台に意欲と感情があるが、意欲が重要で、意欲を持たなければ感情は動かず、知能を駆使する活動に至らない。それでは脳の健康は意欲の強さに左右されるため、最も大事なのが「意欲」だということです。楽しいことはだれしも意欲が湧きますよね。
それではあなたにとって「楽しいこと」は何ですか?それを始めてみませんか?